在宅医療介護のDXを推進するCareMaker、商号変更と資金調達実施のお知らせ
公開日:2022/08/30
株式会社CareMaker(本社:東京都渋谷区、代表:山村真稔、以下「当社」)は、当社の社名(商号)を「株式会社echelle」から「株式会社CareMaker」に変更、並びにサイバーエージェント・キャピタル、East Venturesなどから資金調達を実施したことをお知らせいたします。
■ 「株式会社CareMaker」へ社名変更の背景
当社は、在宅医療・介護に特化した自動作成AI搭載の訪問スケジュール管理クラウド「CareMaker(ケアメーカー)」【特許出願中】を提供し、看護師や介護士などスタッフの限られた人的リソースを有効活用するためにスケジュール調整の効率化を支援してきました。
より一層必要なケアする人材の不足による現場に携わる方々の増大する負担を減らし、ケアをする人・受ける人双方をエンパワーメントする企業として、「CareMaker」を中心に事業運営する「株式会社CareMaker」に変更することにいたしました。
■ 資金調達の目的
昨今の新型コロナウイルスによる影響により、医療・福祉業界の中において、病床の不足やクラスター発生に伴う介護難民の発生リスクを回避するために、在宅でケアを受けられる体制構築が喫緊の社会課題となっています。
また、厚生労働省が2017年末に実施した調査では、国民の63.5%が「自宅で最期を迎えたい」と希望しているが、2016年の調査結果では、在宅死の割合は13.0%で、75.8%は病院で亡くなっており(※)、希望が叶えられていない実情があります。
一方で、社会の変化に対して、必要なケアする人材は不足しており、ケアする現場に携わる方々の負担は増大しています。こうした顕在化してきている課題を解決することが当社の存在意義です。
「CareMaker」を中心に得意の技術を活用しながら、ケアする人・受ける人、双方をエンパワーメントすることで「最期まで個が尊重される社会に」を体現する企業として事業運営をより強化いたします。
今回調達した資金は、プロダクト開発・サポート体制の拡充などに投資する予定です。
■ 引受先からのコメント
株式会社サイバーエージェント・キャピタル 矢崎 啓太
2025年頃には3600万人の方々が65歳以上になると推計されており、そのうち非常に多くの方が自宅で最期を迎えたいと考えていますが、彼らの希望は十分に叶えられていません。在宅医療の現場は、非効率的な業務をDXする余裕さえもないほどの状況であることが多く、現場に溶け込んだプロダクトを作り込むことが重要であると考えています。
山村さんは、本当に看護師・介護士さんやご利用者さんに向き合う姿勢が強く、サービスだけでなくその姿勢自体もお客様から評価されているほどです。CareMakerであれば、長年解決されてこなかった在宅医療・介護現場の課題も解決できると確信しています。
■ β版リリース・実証実験の結果
2022年3月より提供を開始したβ版リリース後の実証実験では、毎月およそ25日間ご活用いただけるほど現場に浸透するプロダクトへと育って参りました。今後より一層品質改善や機能拡張など付加価値の提供に努めます。
※サービスのお問い合わせ:サイト内お問い合せフォーム( https://caremaker.jp )よりご連絡ください。
■ 訪問スケジュール管理クラウド「CareMaker」について
「CareMaker(ケアメーカー)」は、在宅医療・介護に特化したAIによる訪問スケジュール管理クラウドです。訪問ルートや希望条件を考慮してスケジュールを自動で最適化できるAIを搭載。作成業務に必要な時間削減に加えて、スタッフの移動効率化を通じた稼働率向上までサポートします。【特許出願中】
サービス詳細:https://caremaker.jp/
■ 会社概要
社名:株式会社CareMaker
代表:山村真稔
本社所在地:〒150-0001 東京都渋谷区神宮前5-53-67 コスモス青山コスモスサウス3F
事業内容:訪問スケジュール管理クラウド「CareMaker」の運営